~綾部農家民宿訪問記②~ 2022年1月14日~16日
愛の野菜伝道師小堀です♪
前回に続き、綾部農家民宿訪問記、2日目の訪問記です♪
【~農家民宿2軒目【和宿(なごみやど)オリジン】~】
HP:https://www.ayabe-kankou.net/inn/origin/
住所:京都府綾部市睦寄町向隅7-1
オーナー:柏原安子さん(徳島県出身)
移住歴:2014年に大阪府から移住。築80年の古民家を大工のご主人が内装をリフォーム
生業:農家民宿と自然素材の手づくりお菓子とセレクトショップ
宿泊:母屋
庭:ウッドデッキがあり景色を眺めながらティータイムもできる
名物:薪ストーブで焼くこんがりトースト、自然素材おやつ、自家採種オリジナルかぼちゃ”かぼぴ”
体験:黒谷和紙のお守り作り、自然素材のお菓子作り、田畑体験、薪割り、みそ、こんにゃく作り、鳥垣渓谷での瞑想体験とお家ヨガ、茶道、巻き寿司作り、上林の食材で作る上林バーガー作りetc
オーナーの夢:B&Bと自然派お菓子のカフェで一人でも多くの人に和みの場を提供したい!
おすすめ客:のんびり和みたい方。お菓子好き、おひとりさま女性や子連れも大歓迎。
~薪ストーブで焼くトーストが絶品!最高のモーニングを♪~
どんなオーナーがいるのだろう?
農家民宿2件目ですが、出会いは常に緊張しますね。
同じ屋根の下、生活を共にすると言うことで距離が近い、これも農家民宿の醍醐味(笑)
ドキドキしながら向かいました。
手紙の木さんを出て、大本教、グンゼを巡り、あやべ特産館でお土産をゲットしながら綾部市内を満喫。夕方、宿へ到着すると、オーナーの安子さんがお出迎え。
(小堀 以下、愛):こんにちは~!愛の野菜伝道師小堀といいます。今日は宜しくお願いします。
安子さん(和宿(なごみやど)オリジンオーナー 以下、安):どうぞどうぞ。お入りくださーい。
私と同じ40代ぐらいだろうか?
家の趣から、ご年配のオーナーかな?と思っていたので意外でした(笑)
玄関を入ると、落ち着いた感じの和モダンな雰囲気。
安子さんがつくる天然素材のお菓子やセレクト商品が飾られていて思わず手にとってしまう。
パッケージもセンスよく、まさに和モダン。
安:中へどうぞ~。
愛:失礼します。奥へとすすむと、わぁ~あったかい♪ 薪ストーブなんですね~。
薪ストーブも何だかおしゃれ。
安子さんの雰囲気と似ていて、こじんまりとしたモダンな薪ストーブ。
薪をくべている安子さんのお母さんと中2の娘さんがお出迎え。
愛:こんにちは。愛の野菜伝道師といいます。今日はお世話になります。
まずは旅の疲れをと、近くのあやべ温泉へ。
地元の人たちも利用している温泉で露店風呂もあり何とも気持ちいい。
広場には地元食材がいろいろとあり、オリジンさんのお菓子も置いてありました。
おすすめのお土産をいくつか購入して、いざ宿へ。
愛:戻りました~。
安:温泉どうでしたか?ゆっくり温まりましたか?お食事できているので召し上がってくださいね。
このご時世もあるので場所は少し分けましたので、どうぞごゆっくり召し上がって下さい。
安子さんファミリーの隣の部屋で、会話はできる距離
素敵な和室
デーブルにはたくさんのお料理が並んでいて、おいしそうな香りが部屋に漂っていました。お腹がギュルル~♪
~この日の献立~
①三点盛り(なます、山吹の佃煮、ヤーコンのきんぴら)
②自家製かぶら寿司
③冬瓜の煮物
④鹿肉の塩麹焼き
⑤かぼピーの豆乳グラタン
⑥上林鶏のコトコト煮
⑦手づくり焼き大福とコーヒー
食事をしながらしばしご歓談♪
愛:このかぶら寿司とってもおいしいですね。
安:そうですか。うれしいです!5㎏ほどのブリが一匹届いたので、がんばって捌いて自家製麹で
かぶら寿司作ってみたんです。ちょうど今が食べごろかと。良かった~
愛:この大きなかぼちゃのグラタンは?模様も色も、このかぼちゃ、見たことないですね?
安:私たちの畑でつくっているかぼちゃの豆乳グラタンです。品種はわからないのですが、友達がくれたかぼちゃが美味しくて、そのかぼちゃの種を植えて毎年自家採種しているんです。今年で三年目。うちのオリジナルのかぼちゃに育ってくれたらいいなと思っています。
そこへお母さんが、アツアツの湯気がたっている一皿を運んできてくれました。
安:鳥のコトコト煮ができたので熱いうちにどうぞ。
愛:わぁぁ~おいしそう!
安:地元上林産の平飼いの鳥をじっくりコトコト煮込んだものでコラーゲンたっぷりですよ。
愛:トロトロで優しいお味でおいしいです。なんだかとっても癒されます。
ところで、綾部で農家民宿をやる前は何をされていたのですか?
安:長い間神戸に住んでいて、海外留学先でスィーツの奥深さにハマり、人生の転機がおとずれたんです。帰国後ここだと思った洋菓子店で働いていたのですが、2年後に阪神大震災が起こり閉店。でも、タルト屋さんになりたいという夢があったので、その師匠の教室に通いながらお菓子の輸入会社に勤めて海外でお菓子の買い付けやテーマパークなどにお菓子を提案をする仕事をしてました。気が付けばのめり込み7年が過ぎようとしていた頃、ふと、何のために生きているのだろう?と念願のタルト屋さん開店の為の物件を探していた頃に結婚。そして出産。しかし生まれた来た娘にアレルギーがあることが判明したんです。
小麦、バター、卵、これらの食材が使えないことがわかり、そこから衣食住すべてを見直そうと、綾部に移住してきたんです。
愛:なるほど~。いろいろな転機があった中で、安子さんとお菓子とはきってもきれない関係だったのですね。
安:そうなのです。お菓子をつくるのが大好きですし、娘のためにいろいろアレルギーの子でも食べれるお菓子づくりを研究してきました。
もともと、私の原点はおばあちゃんがつくる麹と米を醗酵させただけの甘酒で、この素朴な甘味で何か作れないかと完成したのが、甘酒で作るむしぱんでした。そこから、安心して食べれる自然素材のスイーツをつくっていこうと今にいたっています。
毎日、子供が寝てから、いろいろなアイデアが湧いてくるので、ノートに書き出しレシピをおこし試作を繰り返しています。実は少しマニアックなレシピが得意ですが、ベーシックなのがやはり人気です(笑)
同じ年代、女性同士だからか、話もつきないのですが、気がつけば、すごい時間に(;^_^A
もう、遅いのでお開きにしましょう。また明日。
~翌朝~
愛:おはようございます!わぁ朝ご飯もおいしそう♪
席につくと、安子さんが手づくり食パンを薪ストーブに乗せて焼きはじめました。
やってみますか?とトングを渡されたので、私もレッツトースト!
こんがりトーストの香りと最高の焼きめ!
愛:こんなトースト食べれるなんて夢のようですね!また絶対来たいです。
働き盛り、子供をもつ女性のオーナーだからこその共通点がたくさんありました。
仕事、夢、結婚、出産、子育てなど人生のターニングポイントで起こるアクシデントからの原点回帰。
特に、女性の方には共感するポイントがたくさんあるかもしれません。
おいしいごはんと自然派素材のおやつ。
たまにはゆっくり和んで、安子さんといろいろお話ししてみてはいかがでしょうか?
あなたも”原点回帰” ふと、したくなるそんな宿です。
★綾部市農家民宿『和宿(なごみやど)オリジン』 https://www.ayabe-kankou.net/inn/origin/
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